QIXで動物病院・獣医師向けに展開する経営支援サービスで新たに案内を開始した動物病院のための事業承継による開業をサポートする「引受開業」。

今回の特別対談では、QAL Startupsと提携し事業を開始された株式会社M&Aの窓口代表の佐藤社長に、我が国における事業承継の現状から解決すべき動物病院の事業承継市場の課題まで、単純な売買ではなく、“想いと役割を継ぐ”事業承継の形について伺いました。


【テーマ】
●引受開業とは ～M&Aの窓口様とのアライアンス～
●動物病院の事業承継市場の課題
●理想的な開業/リタイアの形
●今後の展開


■引受開業とは ～M&Aの窓口様とのアライアンス～

インタビュアー： 今回、QAL Startupsとの共同事業として、動物病院市場の「引受開業」というサービスを開始します。

佐　藤 ：具体的には、“引受開業”とは動物病院の事業承継の一つです。事業承継の形は主に3つに分類されます。親子関係や親族・親戚へ引き継がれる親族内承継。次に院長が勤務医のような社内関係者へ引き継ぐ“社内承継（社内関係者）”。そして最後は社外へ引継ぐ“第三者承継（M&A）”の3つです。
“引受開業”は、3つ目のM&Aになりますが、ただ事業承継をするのではなく、承継先の獣医師に着目し、その土地の獣医療のインフラとしての役割を引き継いでもらいながら、新たに開業できるようにサポートしていただこうと思います。

インタビュアー：私たちは動物病院事業・運営やペット事業に関しては経験を積んでいますが、事業の売買に関して詳しくないので、そこで小規模での事業承継のプロフェッショナルであるM&Aの窓口様と一緒にサービスを実施させていただくことは心強いです。
佐藤社長は事業承継を専門の業務として行われていると伺いましたが、動物病院の市場としてではない、一般的な小規模な事業承継はどのような形で行われているのですか？