動物病院経営に必要な現代のリスクヘッジとは

2024年02月07日

  • Interview

動物病院を運営するにあたり、飼い主様とのトラブルやスタッフの雇用条件などにお困りの院長先生が増えています。院長先生が経営者として身につけておくべき“法規範”とは何か。また、様々なリスクに対してどのように判断し対応すべきなのか。獣医師でありながら弁護士、税理士の資格をお持ちで、RHA弁護士事務所代表の原悠太先生をお招きし、現代の動物病院で不足している法的リスクへの考え方について伺いました。


原先生略歴

インタビュアー:今回は、獣医師かつ弁護士と税理士の資格をお持ちで、RHA弁護士事務所で代表をされている原 悠太先生にお越しいただきました。動物病院における法務の概念、そして契約書の重要性についてお話を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。まずは原先生のご略歴をお伺いできますでしょうか。

:よろしくお願いします。私は高校卒業後に北海道の酪農学園大学獣医学部獣医学科に入り、卒業時に獣医師国家試験に合格しました。同じ年に中央大学法科大学院に入学し、その後、司法試験に合格しました。企業法務を中心に手がける大手弁護士事務所を経て、RHA法律事務所を開設し、現在は税理士法人Right Hand Associatesのパートナーに就任し、弁護士として仕事をさせていただいております。